ASAYAN管理人日記

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2003年8月6日(水)  原爆記念日

原爆記念日に日記を再開するのもなんだが、今日から再開することにした。
劣化ウラン弾なんてものを取り上げたので、今年の原爆記念日には何かやろうと思っていたのに、当日になったらバタバタしてて忘れてしまった (>_<)ゞ
昨年の8月初旬、母方の祖母が亡くなって葬式に行ったのだが、母方の実家が因島のすぐ近くの生名島という小さな島にあって、行政区分としては愛媛県だが生活圏としては広島で、もともとは広島藩に仕えていたこともあって母方の人たちは、意識としては広島の人間である。
で、葬式をきっかけとして自分も広島とのつながりを強く意識して、それ以来、広島で劣化ウラン弾関係のイベントをやりたいなあと思っている。
もちろん、原爆記念日にはさまざまなイベントが行われているが、たとえばフジロックみたいに、音楽ファンだったら無視できないようなイベントというものはない。南こうせつらが中心となってピースコンサートという名のイベントを10年続けて、2億円を寄付して被爆者の老人のための養護ホームを建設したという。でも、そのピースコンサートも今は無くなって、南こうせつは2000年になってから違った形のコンサートを始めた。
それはそれで立派なことだと思うし、頭が下がる思いだが、しかし、たとえば銀座の山野楽器などへ行くと、フジロックに出演したアーティストのコーナー企画があったりするが、全国の大手CDショップの売上げに影響するようなイベントは、広島にも長崎にもない。なければ作ればいい、と僕も思うけど、今すぐ実現するだけの力も無い。
でも、Insight Japanのコーナーを作って、劣化ウラン弾のことを伝え始めて、まだ一回しかやってないけれど、いろんな人からメールをもらって、クラブ・イベントを一緒にやりたいという申し出も受けた。たぶん、秋には小さいけれど、広島でも長崎でもないけれど、最初の一歩を踏み出せると思う。誰かと一緒に踏み出せば、いずれ大きな流れになると思う。ネットにはその力があると信じている。

2003年8月7日(木)  K-POPの番組が始まるよ

110度デジタルCSで秋からK-POP番組を始める。
ハッキリ言って、まだ数十万人くらいしか視聴者がいない110度CSだけど、僕が約1年間、企画書を持って回ってどこも相手にしてくれなかったK-POPを、最初にまともに考えてくれた放送局(?)なので僕としても採算度外視で力をいれてやるつもりだ。
K-POPについては、KNTVという韓国芸能専門チャンネル(スカパー)もあって、K-POPアーティストの情報をしりたければ豊富な情報を得ることも出来るが、日本人である僕らがホントに欲しい情報がないので、そこにフォーカスして番組を作るつもり。K-POPコーナーおよび掲示板に注目しておいて欲しい。

2003年8月9日(土)  日本の知識人のダメなところ

今日は長崎の原爆記念日

ハッキリいって長崎は、被爆ということでは広島より影が薄い。マスコミの扱いも比較すると小さいし、僕らが原爆といわれてまず思い浮かべるのは広島、その次に長崎。人の記憶とはそういうものだからしょうがない面もあるが、もう少し長崎のこともちゃんと認識すべきだろう。
そう思って、長崎のことを勉強しようと関連サイトをめぐってみたが、その中のひとつに気になる記述があった。

>大江健三郎は、我々庶民が政治に向ってできる唯一かつ最大のことは、
>「記憶すること」であると言った。

ホントに大江健三郎がそう言ったのかどうか、個人サイトに書いてあったことなので確かめようがないし、大江健三郎がどのような文脈でこのようなことを言っているのかも確かめようがない。
ただ、一人歩きしやすいフレーズであることだけは確かだ。
大江健三郎なら、そのようなことを言いそうだなあと感じる人が多いだろうから。

で、長崎のことと絡めてこのようなフレーズが出てくると、何となく納得させられてしまうかもしれない。
しかし、我々庶民が政治に向ってできる唯一かつ最大のことは「投票」だろう。
“我々庶民”が過去の出来事をいくら記憶しても政治家は痛くもかゆくもない。政治家が怖いのは選挙しかないわけで、庶民が政治に直接関与できるのも選挙であることぐらいは小学生でも分かる。
小学生でも分かる間違いを、戦後日本を代表する知性の一人・大江健三郎の名前まで引き合いに出して論じるところに、この個人サイトの作者の巧妙さを見て取れるのだが、もしホンキで書いているとしたらバカである。
何故バカか?というと、このような物言いは、ある種の人間にとっては情緒的に心地よいワケだが、情緒的なだけで理屈というものが欠けている。この場合の理屈とは、日本の政治は選挙制度の上に成り立っているという簡単な理屈なのだが、厳然たる事実であり、この理屈を抜きにして政治は語れない。
そして、理屈にあわない主張は何も変えないし、何の実行力もないということに気がついていない。
理屈には合わないけど情緒的には説得力ある、というモノの言い方はサヨク的な人々が得意とするところであるが、戦後の日本をどれだけダメにしたか知ってるので、僕としては、このような物言いは積極的にケチをつけておかないと落ち着かないのだ。
長崎のことを記憶しろ!!という主張は正しいが、主張が正しければ何を言っても良いとは思わない。大江健三郎などを引き合いに出すなら、なおさらキチンとした思考の元に考えを述べないとダメだろう。それほど難しい思考ではないと思うのだが、、、

2003年8月10日(日)  パンツを売る日本人と、水着もNGの韓国人

今年5月に韓国でデビューしたばかりの新人ユニット「Funny」(こう表記してポニーと読むらしい)のサイン会が新宿・職安通り沿いの「コリア・プラザ」で行われた。
正直言ってFunnyはノーマークだったのだが、k-pop@asayan.comに協力してくれている人の何人かがFunnyに関わっており、前日、土曜日に開かれた食事会にも招かれて本人達にも会ってみてすっかり気に入ったのでサイン会にも行く気になったわけです。

Funnyは、女子2名、男子2名の混成ユニット。高校生の女の子と男の子、大学生の女の子と男の子という組み合わせだ。詳細なプロフィールなどは近いうちにk-pop@asayasn.comで紹介するが、本人達に会ってみた第一印象は、その素性の良さ。芸能界デビューする子たちは、事務所も礼儀を教え込むものだから高校生でも挨拶くらいはちゃんと出来るものだが、Funnyのメンバーは挨拶の仕方がとにかくすがすがしくて気持ちがいい。これは教え込んで出来るものでも無く、もともとの性格というか、素性が良いのだと思う。

少し前に、盧武弦大統領と小泉首相の晩餐会に招かれたBoAが「光栄です」というコメントを出していたが、あれがもし浜崎だったら「なんで私がこんなトコにいなきゃなんないのよ〜??」みたいな顔して突っ立ってたんじゃないか? もう、日本の若い歌手でああいった場に出せるヤツはいなくなったんじゃないか? みたいな話を友人としたことがある。Funnyのメンバーを見て、あらためてそのことを思い出した。
ようするに、もはや韓国の若者の方が、人として謙虚かつ真摯だと思ってしまうのだ。

7月6日のコンサート前日、食事会で会ったソン・シキョンもそうだった。韓国ではホントに大スターなのに、拍子抜けするくらいに人の良さを醸し出していて、突然のコメント取りも快く応じてくれた。もちろん、日本の芸能人の多くも、世間が思っているほど性格が悪いわけではないし、取材にも協力的なのだが、等身大の自分を見据えた上での謙虚さという部分が決定的に違う。もっと正確に言えば、そのような謙虚さを自分の魅力として訴求できるかどうか? という部分が違う。
これって、本来は日本人の美徳でもあったはずだが、そんなことを感じさせてくれる日本人には、もうめったに出会えなくなってしまった。何故かと言えば、日本人は自分を汚すことにあまりに無自覚になりすぎてしまったからだと思う。

音楽業界で仕事する友人が、日本の音楽は汚れすぎてしまったと嘆いたことがあった。汚れた音楽ばかり作ってCDの売上げが落ちるのは当たり前だと言った。でも、僕は、それは音楽だけのことではないと思う。多くの日本人が汚れることに無自覚になったから、12歳の女の子が平気でパンツを売るようになったわけだ。
減るもんじゃないし、、、という言い方がある。減るものじゃないから、たとえば女子高生は平気で身体を売るのだが、汚すことによって無くなるものってのはあるだろう。

韓国にはビックリするような美少女がいっぱいいるが、グラビア・アイドルとして日本デビューした子はいない。何故なら、韓国人の感覚ではヌードはもちろん水着すらNGだからだ。水着も撮れないようでは日本の出版社も写真集を出そうという気にはならない。だから、韓国人グラビア・アイドルは日本では登場しない。

韓国人もそろそろ、ヌードや水着OKの子が出てくるんじゃないか?と期待する業界人も多いが、水着もダメ!!という頑なさがあってこその美しさというものがある。せめて水着OKと言ってくれれば僕もちょっとは商売になるのだが、それであの美しさが失われてしまうのなら、韓国の人には頑なさを失って欲しくはない。

2003年8月11日(月)  愛国心を唱える亡国の輩たち

「たけしのTVタックル」を見る。
毎週見ている番組でもないのだが、たまたま自宅で食事してたら番宣が流れて、
今日のテーマは愛国心ということだったので見ることにした。

最近は愛国心ブームのようで、書店でもこのようなテーマの書籍をよく見るようになったし、
テレビでもよくやっているから数字を取れるのだろう。

最初に立場を明確にしておくと(ASA板歴の長い人はご存知だが)僕は民族派で心情右翼なので、
当然、愛国心を持つことには賛成派だ。
しかし、最近の愛国教育とか愛国心プロパガンダはどうかと思う。素直に賛成できない気持ちがある。
何故なら、愛国心賛成派の理屈があまりにずさんで、ツッコミどころ満載だからだ。

愛国派が言う愛国心教育って、ようするに(日本に対する)愛国心を持ちましょうということだ。
そのこと自体は正しい。しかし、何の説明もなく愛国心を持てと言われても、素直に持てないことも事実。
たとえば、親が見たこともない男性を連れてきて
「この男性はとっても立派だから好きになれ、結婚しろ」と言われても、無理な話。
いくら見た目がさわやかで好印象でも、それだけで結婚する気にはなれないだろう。
たとえば、離婚した母子家庭で、母親が男を連れてきて子どもに向かって、
「今日からこの人がお父さんだから仲良くしなさいね♪」と言われても、
子どもとしては、ハイそうですかとはならないだろう。いくら小さな子どもでもそれはムリ。

愛国派がいう愛国教育とはこのようなもので、理由なく日本を愛せよと言ってるだけ。
ようするに押し付け教育である。
しかし、大多数の子どもというのは、押し付け教育には反発するものだから、
愛国心を押し付けようとしてもムリなのである。
しかも、日本は世界有数のサヨク言論国、自虐言論国でもあるから、
マス・メディアを通して、これでもか!?というくらい日本人が日本の悪口を垂れ流している。
多くの若者は、教育機関が伝えることよりメディアが伝えることに迎合する傾向があるから、
愛国心押し付け教育をやればやるほど、愛国心のない若者が増殖することになる。

愛国心を若者に芽生えさせたければ、日本の良さを伝えるしかない。
愛国心のカケラもない日本人を作りたければ、日本の過去を否定してやればよい。
その意味では、戦後50年、あることないこと、日本の歴史の悪口、日本人の悪口を
ひたすら垂れ流してきたサヨク連中の方が、戦略としては正しい。

愛国派の人々も、もう少し利口にならなければ
せっかく日本の若者の中に芽生えてきた愛国心を根こそぎ、サヨクに刈り取られてしまうだろう。
国を滅ぼすのは右翼でも左翼でもなく、発言力を持ったバカであることに気づくべきだろう。

2003年8月14日(木)  クリエーターはもっと勉強を!!(自戒を込めて)

赤坂プリンスホテルに、ダンス・パフォーマンスを見に行く。
出し物は「MORIOKU Ai Presents BABY★DiAMOND DANCING CONTROL」

そもそも、ホテルのディナー・ショー(ビュッフェ形式だが)でclub系ダンス・パフォーマンスというのが
珍しいと思ったし、演出・構成の森奥愛という人が、ダンス業界では話題と聞いたし、
6日間のショーのチケットが完売!!という話も聞いて、これは勉強しとかなければと思い、
関係者に頼み込んでチケットをゲットした。

結論から言うと、ダメダメなステージだったのだが、何がダメかと言うと、
若いクリエーターにありがちなのだが、まず、歴史を知らないことと、そこからくるコンセプトの弱さだ。

森奥愛という人は、渋谷の教室では1200人もの生徒を抱えるダンス界のカリスマだそうで、
本日のステージは、森奥愛率いるダンス軍団から選りすぐりの9名が出演するというもの。

最初、ステージが始まりダンサーが出てきた最初の印象は「ゴツイ姉ちゃんたちやな〜」というもの。
ゴツクないお姉ちゃんもいるのだが、全体としてはそんな感じ。
それも、たとえばモダン・バレエのダンサーのようにギリギリまで鍛え上げた肉体というのでもなく、
爆発的なダイナマイト・バディのお姉ちゃんたちというわけでもない。
ダンサーとしては、やたら肉付きのよいという意味でのゴツサである。

もちろん、ゴツイお姉ちゃんたちがダンス・ステージをやってはいけないというわけではない。
しかし、ダンサーの肉体というのは、まず、演出家が意図するステージがあって、世界観があり、
それを100%表現するのに求められる肉体というものがある。
ダンサーは、その求められる肉体と言うものを、練習などを通して作り上げていく。
つまり、演出家の意図として、ゴツイ体つきのダンサーを要求しているのであれば、
ゴツイお姉ちゃんたちがステージに立つことは全然OKなのだ。

しかし、この日のステージでは最後まで、
肉付きの良いダンサーを中心に起用した意図というものが分からなかった。

あと、森奥愛という人がもつ固有のリズム感というものも分からなかった。
複数のダンサーが登場するパフォーマンスでは、当然、ダンサー間で上手い下手の差があるし、
ダンサー個々のリズム感の違いというものもある。
しかし、それらをふまえた上で、演出家としてのリズム感を醸し出すことが必要だと思う。
あの武富士ダンサーズだって、ありきたりではあるが、固有のリズム感、演出家が意図するリズムというものがあるのだ。
オーディエンスを魅了するには、まず基調となるリズム感、グルーブ感が必要だが、

#それがないと、オーディエンスはステージをどのように観れば良いか、理解できない

この日のステージでは、ついに森奥愛さんが意図する基調となるリズム感を理解できなかった。

club系ダンス・パフォーマンスといいながら、昭和30年代歌謡曲をバックに踊るコーナーもあった。
そのこと自体は悪くない。ホテルのディナー・ショーだし。

#森奥さん本人は、ディナー・ショーって言うな!!と言ってるが、、、

さらに、シックなどディスコ全盛時代の名曲コーナーもあった。
これも悪くない企画だと思う。

しかし、club系ダンサーが昭和の歌謡曲やディスコの名曲を踊る意味というものが感じられない。
浴衣を着て盆踊りを踊るというパフォーマンスもあったが、これも意図が分からない。

ようするに、トータルでどのような世界を演出したくて、
最近のclubミュージックや昭和の歌謡曲やディスコをどのような意図の元に選んだのか、
最後まで分からないステージだった。

で、これはバラエティ番組やCFや様々なステージ・パフォーマンスを見ていて、
僕が危惧する共通のモノが感じられた。勉強不足である。

僕らも若いときには先輩連中から勉強不足だとよく叱られたものだが、
最近の若いクリエーターに感じるのはちょっと意味が違って、若狭からくる単なる勉強不足ではなく、
理解しようとする意欲の不足である。

音楽業界でも、出版業界でも、どこでもそうだが、
最近の若いやつらは文化を線ではなく点でしか捉えないと良く言われる。

たとえば、あるアーティストのファンになっても、そのアーティストに影響を与えた作品やアーティストに
さかのぼって勉強するという姿勢が非常に希薄になっているわけだ。
作品やアーティストを点で捉えるというこは歴史を無視するということで、
当然、作品理解、アーティスト理解が浅くなる。
歴史への理解が浅いということは、自分の作品の背景となるものが浅いということになるので、
作品自体が浅くなるし、ディティールに込めるべき意味も希薄になる。

僕や、僕と一緒に仕事している人間は、いまだに自分の勉強不足を恥じ入り、
過去の偉大な作品やアーティスト理解の浅さに恐怖感すら抱きながら、作品作りに向かっているが、
最近の若いアーティスト、クリエーターを見ていると、そのような恐怖感、焦燥感に欠けているようにしか思えない。
浅い理解で満足し、そこに安住する。体系的な勉強もしないし、感性や才能だけで勝負できると信じている。

しかし、世界のアートの潮流は、高等教育を受けたアーティストがリードする時代になっている。
あのタトゥですら、8年間もクラシック教育を受けている。
韓国の音楽業界では、アイドル・グループのメンバーですら、きちんとした声楽のレッスンを受けている。

勉強不足という問題は、芸能だけでなく、日本全体を覆う問題で、
この先、日本は世界の潮流についていけるのだろうか? と心配になる。
日本人はもう一度、勉強熱心な国民になるべきだろう。
自戒を込めて、、、、、

2003年8月15日(金)  終戦記念日は何故盛り上がらないのか? あるいは、どうやって娘。は世に出たのか?

今日は終戦記念日

といって、特に盛り上がっている風でも無い。
朝からワイドショーを2,3本チェックしてみたが特に終戦記念日らしい内容にもなっていない。
日本テレビの「ザ・ワイド」でさえ、武道館での追悼式と靖国神社の模様を少し流しただけ。
TBS「ニュース23」では特番っぽい構成で放送していたが、
なんだか「生きる力」を無くした若者の泣き言を延々と聞かされている気分で全然高揚しない。

原爆記念日もそうだが、以前はもう少しはテレビでの取り上げ方も大きかったと思うのだが気のせいだろうか?

テレビで原爆や終戦のことを大々的にやらない理由はひとつしか考えられない。
数字(視聴率)がとれないのだ。

数字が取れないネタは扱いが小さくなる。
これはテレビ業界の鉄則だから、しょうがないとも言える。
でも、数字が取れるネタだけを追いかけるのがテレビ屋さんの仕事ではないとも思う。

手前みそで恐縮だが、ASAYAN5年目に企画変更する時、
日本のテレビ業界は、音楽やオーディションで数字が取れる状況ではなかった。
逆に、音楽では数字が取れないというのが常識で、
音楽好きの業界人はみんな、このままでは日本のテレビから音楽番組が無くなってしまう
という危機感さえ抱いていた。

「HEY!HEY!HEY!」などの番組もあったが、あれは音楽番組ではなくトーク番組
というのがテレビ業界的な認識で、つまり、音楽を音楽として扱う番組がどんどん無くなっていた。

そんな状況の中で、ファッション番組(というより料理番組)として定着していたASAYANを、
音楽番組に変更しようというのは不安もあったし、批判もあった。
それでも、オレたちが音楽番組を復活させるんだ!!という意気込みもあったし、
トーク番組でもなく、バラエティ番組でもなく、音楽をちゃんと伝える番組でどう数字を取るか?
ということにこだわって企画を考えていた。

すでにプロとして活躍している人も、アマチュアとして音楽を志している人も等しく持っている、
音楽に対する愛情とか熱気とかを伝えなければ意味がないと考えていた。

結果として、オーディションという手法を採ることになり、数字も取れるようになり、
日本の音楽に貢献できたかどうかは、リスナーと歴史の評価に任せるが、
娘。とかケミとか多くのアーティストを世に出すことは出来た。

テレビに限らず、メディアに関わる人間はそのようなこと、
自分が良いと信じるモノを、世に伝えて受け入れられていくことに
最大の喜びがあるし、仕事をしている意義というものがあるはずだ。

日本人にとって、原爆と終戦は忘れてはならないものだし、風化させていいものでもない。
テレビマンにしても、「数字、取れないッスから」というのは言い訳でしかないだろう。
志を持って奮起していただきたい。
といような他人事みたいな言い方をするつもりはありません。

自分自身のこととして受け止めて、
来年か再来年か、もっと先になるかもしれないけど、
あきらめずに、原爆&終戦を盛り上げる活動をしていきたいと思います。


2003年8月16日(土)  従軍慰安婦は英語でどう伝えられているのか?

昨日は終戦記念日だったので、昨日、今日の新聞には関連記事も載っている。

そこで気になったのだが、欧米のメディアはどう伝えているか?ということ。
いや、単純に英語での表記が気になったわけだが、
たとえば(日本のメディアだが)THE JAPAN TIMES紙では
終戦記念日のことは「anniversary of surrender」
従軍慰安婦のことは「a sex slave」と表記している。

従軍慰安婦が「a sex slave」かどうかは異論もある。
個人的にはあれは「prostitute」だったのではないか?と思っているが、

#コトの真偽はまたの機会に考えることにするが(長くなるので)

この問題を良く知らない英米人がいきなり
「日本軍が朝鮮人女性を sex slaveにして、、、、」
などと書いてある新聞を読んだら、日本人はなんて野蛮なヤツラだ!! 躾けしてやらねば!!
と思うのは当然である。

この記事を書いた記者がどこまで意図的か、あるいは何も考えずにそう訳したのか分からないが、
従軍慰安婦という言葉は、単なる「性の奴隷」以上の、さまざまな問題が含まれている。
そのあたりのことに無頓着に、安易な訳語を使わないで欲しい。

糾弾派の人間だって「従軍慰安婦」という言葉を使っているのだから、
安易な言葉の置き換えは、この問題に立ち向かっている人々に対する冒涜であると知るべきだろう。

2003年8月17日(日)  ゲロッパ!を見る

井筒監督の映画「ゲロッパ!」を見る。

ホントは「HERO」を見るつもりだったが、チケット売場で
「最前列しか空いてませんよ〜」と言われ断念。こちらを見ることにした。

客の入りは半分程度。
いくら日曜日の21時55分という遅い時間とはいえ、公開二日目でこの入りはツライ。

ある雑誌の映画評では、試写会の時、井筒監督が不安そうにしていたと書いていたので、
僕も不安な気持ちだったが、映画が始まってすぐにその不安が的中した。

なるべくネタバレしないように書くが、
まず、冒頭の修羅場シーンは迫力不足。
実際の下っ端ヤクザのカチコミなど、映画のようなカッコ良さはなく、
胸糞が悪くなるほど惨めでカッコ悪いものだろうが、
そのような描き方をしたかったとしても、失敗。

笑のネタも古くさくてオヤジギャグのようだし、
監督の演出不足を役者が自分の力量で補っているようなシーンも見られる。

これは失敗作だな、と思った。

しかし、途中から映画はグングン加速していく。
語り口に説得力が出てきて、演出のテンポも良くなり、
多少の古くささはあるものの、笑いのシーンでは笑える。
クライマックスではしっかり泣かせて、ラストシーンでは幸せな気持ちにしてくれた。

映画を見始めた時に感じた、ヤバイな〜という感想などすっかり忘れて、
最後は、いい映画じゃないか!?という気持ちで見終わった。

目を見張る特撮シーンがあるわけでもなく、
映画史に残る名シーンがあるわけでもなく、
重厚なストーリーがあるわけでもなく、
タランティーノのように、過去の名曲を印象深く挿入するセンスがあるわけでもない。
演出も、時として見ている方が気恥ずかしくなるほどダサい。

それでも見終わった後に、いい映画だったと思える。
このような映画はそうそうお目にかかれないだろう (^_^;)

井筒監督、ホントに映画が好きなんだろうな♪

惜しむらくは、役者陣。

主演の西田敏行はミスキャストだと思う。
テーマがJBということでカエル顔にこだわったのだろうが、
主役はカエル顔である必要もなかったと思う。

そもそも、僕らは西田敏行という役者を見慣れているから、
あの顔でいくら頑張っても、ぜんぜん怖くない。
怖かったり、不気味だったり、いかにも冷血って感じの親分がいて、
でも、JBが大好き!!って設定で踊ったりする、その意外性がこの映画の肝だが、
西田敏行では、イメージの落差が少ないし、
そもそも、この役者に対しては日本中の人間が「いい人」というイメージを持っている。
ラストシーンで、主人公はとってもいい人になるわけだが、
最初からいい人だと思ってた人がいい人になるって、それではドラマの盛り上がりにも欠ける。

岸部一徳が主人公をやったほうがよかったのではないか?

あの冷血で、スケベそうで、金に汚く、無慈悲な感じの役者が、
ソウルダンスを踊ったり、胸に秘めた家族への愛情を吐露する。
誰が見ても「いい人」に見えない岸部一徳を、ラストシーンでいい人に見せる、
それが演出というものだろう。

さらに、40代以上の人間にとっては岸部一徳とは、
タイガースという日本の音楽史に残るロック・バンドのベーシストだったことを知っている。
音楽をモチーフにした映画の主役は、なにがしか音楽の香りがする役者を使うべきだ。
西田敏行は、たしかにヒット曲を持つ役者だが、洋楽の香りはまったくしない。
しかし、岸部一徳は違う。タイガースは、アイドル・グループとして誤解されている面もあるが、
日本で最初にコンセプト・アルバムを世に問うた、れっきとしたロック・バンドである。
さらに言えば、弟の岸辺シローは、タイガースに加わるために留学中のアメリカから呼び戻された時、
ジミ・ヘンのライブ演奏テープを持ち帰った。これが、日本で最初に持ち込まれたジミ・ヘンの音だと言われている。
つまり、タイガースというのは、日本のロック黎明期のど真ん中を生きたバンドである。
だから、そのメンバーだった岸部一徳がこの映画の主役をはることの意味は十分あるのだ。

この映画がこだわるべきは、カエル顔ではなく音楽であるはずだろう。

岸部一徳は、役者としても力量のある人なだけに惜しまれる。

山本太郎は相変わらず良い。

2003年8月18日(月)  ペ・ヨンジュン、最近の事情

韓国人のAさんと新大久保で食事する。

Aさんは、韓国音楽界の大物プロデューサーやアーティストとのコネクションを多数持っていて、
正直、Aさんの協力無しでは僕がやろうとしているk-popプロジェクトも実現不可能だ。
というわけで、たまに食事をご馳走したりして機嫌をとったりしている。 (^_^;)

ところで、「冬のソナタ」が大ブレイクしていて、
主役のペ・ヨンジュンは、いまや日本の主婦層の超人気アイドルで、ヨン様と呼ぶほどなのだが、
日本の芸能界、マスコミ各社もペ・ヨンジュン(以下、ヨン様)獲得に壮絶な争いをしているらしい。

#当たり前だが、、、、

ところが、肝心のヨン様の事務所との契約が先日、切れてしまったらしい。
別に、日本で大ブレイクしているからって、ヨン様が欲を出して事務所を変えよう、
などと考えたわけではない。たまたま、契約期限が来てしまっただけの話だが、
日本でのヨン様の状況を考えれば、素直に契約延長というわけにも行かない。

韓国の芸能関係者だって、日本の状況は知っているからヨン様獲得に一斉に動いている。
ヨン様だって人間だから、少しでもよい条件で契約したい。
だから各社といろいろ交渉していて、なかなか新しい事務所が決まらない。

つまり、日本のテレビ局、出版社、(たぶん)電通とか、
芸能・マスコミ各社が血眼になってヨン様と接触しようとしているが、
誰と交渉すればよいのかさっぱり分からないという状況になっているらしい。

というわけで、せっかくのヨン様人気であるが、
ヨン様の次の展開をみることが出来るのは、しばらく先になりそうな気配である。

2003年8月19日(火)  「HERO」を見る(後半、ネタバレあり)

期待外れ

大作映画の中には、予告編だけで十分、本編を見る必要なし
というものがけっこう多いが、これもそういった種類の映画

ウワサは聞いていたので、ストーリーにはあまり期待せずに見たのだが、
肝心の映像美が感動を与えてくれない。
さすがと思わせる美しいシーンは散見されるが、
単に美しいだけで、感動を呼び起こすものではない。
語り口に官能というものが欠けているからだ。

中国の白髪三千丈的感性は、このような大作に向いているはずで、
ハリウッドに対抗できる重要な要素だと思っているが、
そもそも大仰な表現というのは、物語を大げさに語って大きな話にするのが目的で、
チャン・イーモウはもちろん、そのような意図で表現してるつもりなのだが、
肝心のお話自体がぜんぜん大きくならないので、
せっかく苦労して作り上げた特撮シーンも、感動を呼ぶものにはならない。

あと、時節柄、この映画のテーマ自体にも不快感を感じた。

注)ここから先はネタバレあり!!




「HERO」は、秦の始皇帝の命を狙う刺客の話で、
主人公の刺客(ジェット・リー)は始皇帝から十歩以内に近づくことができる。
十歩以内なら確実に相手を殺せるというのが主人公の売りで、
始皇帝も逃げられないと悟り、覚悟を決める。
しかし、主人公は始皇帝を殺さない。
何故なら、戦乱の中国を治めることが出来るのは始皇帝だけであり、
始皇帝を殺すことで、もっと多くの人間の命が奪われる。
だから主人公は、せっかく追いつめた始皇帝の命を奪わない。

でも、この話って、最近よく聞く話ではないだろうか?

そう、アメリカの理屈とダブって聞こえてしまうのだ。

アメリカは今や、唯一のスーパーパワーを持つ大国で、
世界の平和と安全のためには、今後もアメリカだけが軍事大国であるべき、
他の国が核兵器とか持つのは許さん!! 成敗してやる!!
国連なんかがガタガタ言ってきても関係ないもんね!!
というような世界情勢の中でこの映画を見ていると、
なんだか、チャン・イーモウがブッシュ擁護のために作った映画のように思えてくる。

あるいは、文化大革命で数百万とも数千万とも言われる大虐殺を行った毛沢東、
さらにその後継者である中国共産党の正当性を主張しているようにも思えるが、
素直に思い起こされるのはアメリカの理屈だろう。

そもそも秦が強いのは、卓越した弓矢の技術があり、
圧倒的に長い飛距離と破壊力を誇る弓矢隊を持っているからだ。
大量の弓矢によって敵地を絨毯爆撃し、壊滅状態にしておいてから、
兵士が切り込んで敵を陥落させる。

これ、誰が見たって、派手な空爆作戦を前提とした
アメリカの基本的な軍事戦略と重なって見えてしまう。

結局、この映画に素直に感動できないのは、
チャン・イーモウの意図とは関係なく、
アメリカのPR戦略を意識させる映画に仕上がってしまったからだ。

時代の空気を読み間違ったかな??>チャン・イーモウ

トニー・レオンとマギー・チャンの二人を主人公に据えた話にしたほうが良かったかも??

チャン・ツィイーは好きな女優ではあるが、この映画では不要。

2003年8月21日(木)  新宿コマ劇場で「サタデー・ナイト・フィーバー」を見る

8月14日に赤プリまでダンス・パフォーマンスを見に行ったことはお伝えしたが、
実はこの時、佐久間浩之氏と同じテーブルに同席させていただいた。

佐久間浩之氏は、ダンス関係の人には説明不要だが、
安室奈美恵、SMAP、MAX、そしてBoAなど日本のトップ・アーティストの振り付け、
ダンス指導などを行ったトップ・ダンサーであり、日本のストリート・ダンスの草分け的存在である。

まあ、そんな偉い先生と一緒にダンス・パフォーマンスを見るという幸運に恵まれたわけだが、
で、この時、新宿コマ劇場で大澄賢也主演の公演があって、自分も出演している、
というお話しをされていたので、さっそくお願いしてチケットをゲットし、
嫁さんと二人で見に行った。

芸能人のお客さんもしっかり確認。
僕たちの隣りには、出川哲朗&マネージャー風男性、
その隣りにはあべ静江さんと友達だか事務所の人か不明の女性と見にきていた。

実は、前々から新宿コマ劇場の出し物は見たいと思っていた。
若い人には馴染みが無いと思うが、新宿コマの演目というのが、
五木ひろしショーとか、氷川きよしショーとか、
つまり、コテコテの日本の芸能ショーなどをやっている。
一つの演目は、一日二回公演で1ヶ月、とかやっていて、
つまり、けっこう客が入っているわけだ。

僕は、コマ劇場の何がそれほど、おばちゃん達を魅了するのか知りたくて、
一度、見てみようと思っていたのだが、演目が演目なので、なかなか見る機会がなかった。
今回は佐久間先生というよいキッカケを与えられて見ることができた。

「サタデー・ナイト・フィーバー」は、その名の通り、往年の大ヒット映画のリメイク。
したがって、ダンサー風のお姉さんとか、通常とは少し客層が違うのかもしれないが、
それでも、いかにもなオバチャン風のお客さんが多い。
ロビーの売店ではお弁当やビールなどが売っていて、客席に持ち込んでもOKという。
休憩もしっかり30分あって、幕間にレストランで食事も出来る。

このあたり、テイストは全く違うが、
幕間にワインや軽い食事を楽しめるクラシックのコンサートなどと同じ。
大人向けのエンターテインメントの楽しみ方は、けっきょく同じ方向を目指すことが分かる。

当たり前だが、ストーリーはほとんど映画に忠実に作ってある。

#というか、ショーを見ながら映画の流れを思い出した

したがって感想としては、映画以上でも以下でも無いのだが、
ダンス自体は、まあ、金取って見せるにはこ〜ゆ〜ことが大切なんだよ、
ってことがよく分かるものだった。

ようするに、ここで客はこ〜ゆ〜モノを見たいだろうということに忠実にやる。
基本ではあるが、この基本が若い演出家にはなかなかできない。
若いクリエーターの基準って、ダサいか、カッコイイか?だからだ。
ダサくてもカッコ良くても関係ない。客が楽しんでくれなきゃ意味がない、
ということを、てらいも気負いもなく、徹底してやることが大切だが、
こ〜ゆ〜ことって、ある程度年期を積まないと出来ないことかもしれない。
そんなことを確認した新宿コマ劇場だった。

佐久間先生は、出演者の中ではけっして若くない年齢ではあるが、
若いダンサーに全然負けてない、というか、汗のかきかたでは全然勝っている。

主演の大澄賢也。
良いのだが、また見たいか?と問われると微妙。
相手の女優と演目次第か???

女性とのデュエットでは、おお!!と思わせるものがあって、
なんというか、今回のステージでは非常に気持ち良く響き合うデュエットを聞かせてくれた。
小柳ルミ子が賢也くんをパートナーに選んだ理由が分かるような気がした。
離婚する前に、一度は二人のステージを観ておけばよかった、、、
一生悔やまれる。

エンターテインメントは生身の人間がやるものだから、
やはり観るべきときに観ておくべきだ。反省した。

2003年8月22日(金)  韓国アイドル最終兵器のソロ・アルバムはいかに?

イ・ヒョリのソロ・アルバムが届いた。

ヒョリは、k-popファンには説明不要の大スターだが、
そうでない人は、Fin.k.lb(ぴんくる)という、
韓国では別格的存在のアイドル・グループのリーダー、
というくらいに理解しておいて欲しい。

#近いうちにk-popコーナーでキチンと紹介する

ヒョリのソロ・アルバムはずいぶん以前から期待されていたし、
少し前にリリースされた、同じFin.k.lのメンバー=オク・チュヒョンのソロが、
期待以上の素晴らしい出来で、オクの人気をさらに引き上げたこともあって、
ヒョリのアルバムにはさらなる期待が寄せられていた。

で、待ちに待ったソロ・アルバムが届いたワケだが、
感想はというと、微妙 (^^;)

アルバムとしては、よい出来だと思う。
現代的なゴージャス感あるアルバムだ。

サウンド・プロダクションには、文句のつけようがない。

しかし、肝心のヒョリのボーカルは?というと、微妙、、、、(>_<)ゞ

悪くはないけど、、、、
オクの、ソロ・アルバムでのボーカル・パフォーマンスがあまりによかったから、
曲によっては鬼気迫るほどの迫力ある歌を聴かせてくれたから、
Fin.k.lの大ファンである僕としては、ヒョリのアルバムに対しても、
以上に高い期待を持ってしまった。

なにしろ、ヒョリの元には、去年1年間だけで20本を越える、
ドラマ、映画のオファーがあったのに、それらを全部蹴った上で制作したアルバムだ。
大きな期待をするなというほうが無理な話。

つまり、期待を上回る出来を、ヒョリのアルバムに期待してしまったのだが、
その期待そのものが過剰に大きかったから、
実際に音を聞いてみると手放しで褒められない感想を持ってしまった訳だ。

でも、客観的に見れば、曲の出来はいいし、
ヒョリは、ルックスも優れている人なので、
PVなど、映像を早くみたいと思う。

というか、やはり生のステージを観てみたい。

2003年8月23日(土)  日本人が「日本」を考えるべき映画=「GO」

自宅で「GO」を観る。
2001年の作品で、公開当時は“在日朝鮮人の青春をリアルかつポジティブに描いた”
ということで話題になっていたと記憶している。

ずっと観たいと思っていた映画だが、ずっと見逃していて、
WOWOWで放送されたものを、自宅のHDDレコーダーに録画したが、
またまた観る時間がなくて数ヶ月間保存したままだったが、
夜中にふと目が覚めてしまって、仕事するのも面倒くさかったので、
ず〜っと気になっていたこの映画をみることにした。

評判通り、おもしろい映画だった。

語り口のテンポもいいし、説得力もある。
それぞれのシーンの描き方にも、
監督の幅広い文化的素養を感じさせられる。

文化的素養が広いということは、
一つのストーリーを語るにも、重層的な見せ方ができるわけで、
何回も観てみようと思わせる力を、映画に与えることが出来る。

そもそも在日朝鮮人の日常生活とか価値観というものが、
僕ら日本人にとっては縁遠いので、それを知るだけでもこの映画を観る価値はある。
また、在日朝鮮人と日本人の少女の恋愛が描かれるわけだが、
その過程の中で、僕ら日本人のアイデンティティとは何か? ということを
考えさせられるシーンがいくつも出てくる。

小泉訪朝後、北朝鮮は大きな関心の的になり、
マスコミでは、多くの識者や文化人などが北朝鮮について語っている。
しかし、実際に北朝鮮に行ったことがある人はほとんどいなくて、
昨年、北朝鮮に行った僕からすると、リアリティに欠ける話をしている人も多い。
リアリティに欠けるということは、何かを判断するときに間違いを犯すということだ。

たとえば、北朝鮮について言えば、マスコミなどでは金正日体制について議論さることが多いが、
実際にあの国に行けば、北朝鮮人民がリスペクトしているのは金日成であって、
金正日に対しては、それほどリスペクトしているわけでもないことが分かる。
そこが分かれば、金日成が死去した後のさまざまな出来事、
金正日の振る舞いなどが、線となって理解できるようになる。
つまり、金正日だけを取り上げて語っても、何も分からないということだ。

在日朝鮮人に対しても同様だ。
朝鮮人差別はいけないと頭では理解しても、実際に友達になるには、
気持ちだけではどうにもならない部分がある。
たとえば、食事の時の礼儀作法ひとつとっても、朝鮮と日本は正反対である場合が多いし、
何も知らずに付き合えば、お互いがお互いを、なんて躾けの出来てないヤツだろうと思うだろう。
そんなわけで、異文化の人間と友人になるために必要なものは、
気持ちではなく、まず知識なのである。

この映画は、在日朝鮮人の日常的文化とか、生き方、考え方などがリアルに分かる。
しかも、イデオロギー映画ではなく、エンターテインメント映画である。
日本という国、日本人としての自分を考えるためにも、ぜひ観て欲しい映画である。

惜しむらくは、映画の目的地、到達地点が明らかにされないので、
途中で少し、映画についていくことに疲れてしまうこと。

娯楽映画の基本は、冒頭でその映画の到達地点を明らかにして、
あとは、そこに向かって話を突き進めるというのが基本。

それがないと、観客は映画がどこに向かって語られているのか、
自分で考えなければならないし、不安にもなる。
芸術映画ならそれでもいいかもしれないが、娯楽映画では、
これは余計な努力を観客に強いることになる。
結果、観客は映画を観ることに疲れやすくなってしまう。
疲れてくると、内省的なシーンがかったるくなり、
監督がホントに伝えたかったシーンへの食いつきが悪くなる。

この映画も、後半で示唆的なシーンがいくつも出てくるのに、
目的地が明示されてないために、観客の集中力が落ちてしまい、
結果として説得力が半減してしまったのでは? という部分がある。

とまれ、行定勲監督の他の作品を見たくなった。
原作も読んでみたくなった。
そんな気にさせる映画である。

2003年8月25日(月)  吉見義明著「従軍慰安婦」を読む

吉見義明という人は、
「従軍慰安婦」問題糾弾派の中心人物らしいので、
その著書を読んでみることにした、、、、のだが、いきなり序章でつまづいた。 (>_<)ゞ

引用する

「従軍慰安婦」とは日本軍の管理下におかれ、無権利状態のまま一定の期間拘束され、
将兵の性交の相手をさせられた女性たちのことであり、
「軍用性奴隷」とでもいうしかない境遇に追い込まれた人たちである。
わたしも「従軍慰安婦」という用語が適当だとは思わない。しかし、すでに広く流通しており、
代替すべきことばはまだ成立していない。したがって本書では、従軍慰安婦という用語を用い、
その実態を検討していくことにしたい。(p11)

#ウェブで読みやすくするために、勝手に改行してしまいました m(_ _)m

従軍慰安婦については、あったとか、なかったとか議論されているが、
ここではそのことに言及しない。

ただ、吉見義明氏は、
「日本が過去にやったことを、日本や韓国の若者に知ってほしい」
と思って、この本を書いている。
つまり、従軍慰安婦という「問題」を社会に突きつけているワケだ。

それなのに、用語が適切でないと認めておきながら、
(しょーがないから)その言葉を使って本を書く。
その知的怠慢さに、僕などは非常に不快なものを感じるし、
この人物が書くことへの信頼感も無くしてしまう。

そもそも、社会に向かって何かを提起するとき、
その問題を上手く表現する言葉がなければ作るべきだし、
不適切な言葉が流通していれば、それを駆逐するべきだ。
それが表現者の、まあ、心意気ってものである。

吉見氏が書きたいことの、もっとも重要なキーワードを、
「ま、いいか」程度の態度で使用する、その言葉というものに対するあまりの無礼さ。

言葉と向き合うことに無頓着なヤツは、書物など書いてはいかんのである。

たぶん、吉見氏は、何故、従軍慰安婦という言葉が
これほど広く、世間に定着してしまったか理解できないであろう。
なぜなら、言葉なんて、わりとど〜でもいいじゃん、と思っているからだ。

で、世の中が何故、「従軍慰安婦」という言葉に反応してしまったか、
理解できていない人間がこの問題を語ったところで、
ホントにチャンと資料を読めているか?
証言者の言ってることを、ちゃんと聞いているか?
糾弾派を批判している人間が書いてるものを理解できるか?
とっても不安になってしまうのだ。

この問題はとてもデリケートな問題なのだから、
糾弾派の方々も、もう少しマシな人物を用意して糾弾してほしい。

少しは言葉と格闘する気概と覚悟をもった人物を!!

2003年8月28日(木)  韓国に出張。k-popスターに会いに行く

今日から9月4日まで韓国に。

10月から110°デジタルCSプラットワンで始まるk-pop紹介番組の取材が主目的。
とはいっても、なにしろCSの番組というのは予算がないので、
僕と、コーディネーター役の韓国人プロデューサーAさんの二人旅。
ディレクターもカメラマンも音声さんもADくんもいない。
自分でインタビューしてカメラも回して録音もして、
帰国したら編集はもちろん、ポスプロも自分でやる。(予定)

やる気さえあれば一人で番組を作れる時代になったというべきか、
なってしまったというべきか、、、
とまれ、前から一度、全部自分でやってみたかったので、
今回は予算が少ないこともあってやることにした。

#二度とやらないかもしれないけど、、、

夕刻、仁川空港に到着。
タクシーでホテルに向かう。

Aさんによれば、韓国にはモーテルというものがあり、
アメリカみたいに旅行者が安く泊まれるという。
しかも、最近のモーテルはキレイだし設備もよいし、
普通のホテルに泊まるより絶対にお勧め!!ということで、
デザイナーズ・ホテルみたいなものを想像した僕は、
モーテルに泊まることにした。

Aさんの友人のBさんに紹介してもらったモーテルに
タクシーで乗りつけたが、なるほど、こじんまりしてオシャレな外観。
やったね!! と喜んだのもつかのま、
フロントでチェックして、部屋に向かう廊下の様子がどうも怪しい。
部屋番号のところがライトになっていて、灯がともっている部屋、消えている部屋、、、、
これってどこかでみた光景だな〜 と不安になる。
部屋に入ると、悪い予感は的中した。

たしかにオシャレな部屋。いかにも若者が好みそうな内装と設備。
そして、部屋の中央には大きなベッドがひとつ、、、、

「これって、ラブホテルじゃないですか!?」

詰め寄る僕にAさん
「いや、韓国ではラブホテルは法律で禁止されているので、
 カップルじゃなくても、泊まりたいっていえばホテルは拒否できないんですよ〜」
 って、そういうことじゃなくて、
 「愛を語るにふさわしい部屋で、オヤジが二人で1週間も泊まるんですか!? 
  しかも、ベッドはひとつしかないし、、、」
 「いや、僕は今日は実家に帰るから、一人で泊まってください」
 「じゃあ、明日はホテルを変えましょう」
 「いや、明日はスケジュールがいっぱいだから明日も一泊してください。
 明日中に新しいホテルを探しますから」
 「じゃあ、明日はAさんとふたりで泊まるワケですか!?」
 「いや、僕はソウル市内に友達がいっぱいいて、そこに泊まるから大丈夫」
 というわけで、韓国人の必殺技・ケンチャナヨ(大丈夫)精神で、
 僕の詰問をなんとなく撃破してしまったAさんと、焼き肉を食べに行くことにした。
 しかし、部屋を出て、エレベーターに乗ろうとしたら若いカップルと出会ってしまった。
 
 嫌だろうな。
 これから二人で愛を確かめようとルンルン、ドキドキしてオシャレなホテルに入って、
 エレベーターのドアが開いたら中年のオヤジ二人組が目の前に立っていた、、、
 何を想像されたかと考えると、僕も胸が痛む。
 
 連れていかれたのはAさんいわく、ソウルで一番の焼き肉屋で
 日本の某有名業界人が、二週間ほど仕事でソウルに来たときも案内して、
 プロデューサー氏もすっかり気に入り、毎日通ったというのがAさんの自慢話。
 たしかにおいしいかった。
 
 食事が終わると、ホテルを探してくれたAさんの友人Bさんから連絡が入る。
 ホテルの近くで飲みましょうとのこと、ありがたくご招待を受けることにする。
 このホテルの近くはアックジョンという、ソウルでいちばんオシャレなエリア。
 高級ブティックが立ち並び、これまたオシャレなバーやカフェが賑わっている。
 なんだか、バブル時代の東京を思い出してしまった。
 
 オシャレなオープン・テラスのあるレストラン・バーでBさんと合流。
 Bさんは、韓国ナンバーワン・プロデュサーといわれる
 キム・ヒョンソクの事務所の社長を務めていた人で、
 今は独立して自分の会社を立ち上げているという。
 
 なんだか、いきなり韓国音楽業界のど真ん中の人物と酒を飲めて、
 ホテルの1件で不安に感じ始めていたAさんの実力を再評価した。
 
 少し飲んでいると、Bさんの携帯が鳴り、何か話していたと思うと、
 「先輩がこのあたりにいるので合流しましょう」という。
 おとなしくついていくと、これまたオシャレな地下の豪華なバーで、
 ごきげんなオヤジが待っている。
 なんでも、アックジョン周辺に美容室を何軒も持っている人だそうで、
 日本語は話せないがごきげんな人なのですっかり盛り上がってしまい、
 女の子を呼びましょうということになり、Bさんと二人で携帯を掛けまくることになった。
 夜中の2時過ぎてるのに、そんなことして大丈夫か!?と思っていると、
 若くてキレイな女の子が、ホントにゾロゾロやってきた。
 そこからまた、ひと盛り上がりしたのだが、
 僕は、バブル時代のことを再び思い出して頭がクラクラしてきた。
 
 4時くらいになって閉店の時間ということで、ようやくお開きに。
 
 ホテルに帰ってメール・チェックしよとしたが、
 部屋にはネットに繋がる設備が無いことが判明。
 あきらめて寝ることにした。
 
 #これが後に、悲惨な状況を生むことになるが、
 #それはまた後日の話。
 

2003年8月29日(金)  初めてのk-popコンサート。生ヒョリを見る!!

k-pop普及活動を続けている僕だが、
実は、本国でのコンサートを観たことがなかった。

今回の取材旅行最大の楽しみは、コンサートを観ること。
今日は、それが実現した日だった。

12時頃、Aさんがホテルに迎えに来てくれた。
ランチを食べにレストランへ。
食事していると、韓国の音楽専門TV「m-net」のプロデューサーと、
大学で写真を教えているという先生と合流。

この日、ソウルのとあるコンサート・ホールで
m-netの番組収録用のコンサートがあるので、
そこで取材させてもらうことになっていたのだ。

8月に来日プロモーションを行った新人グループ「Funny」が出演していて、
このグループだけはアポが取れていたのだが、
他にも20組くらいアーティストが出演するので、
現場で取材をお願いしてみましょうという。

ランチ終了後、ホールに移動。
広くて美しい公園の中に、キャパ500〜600くらいのホールがあり、
そこで本日のコンサートが行われるとのこと。

ここでAさんの友人のU氏と合流。
U氏は、日本のスポーツ紙の記者だが、
僕の嫁さんがお世話になっている人でもあるので丁重にご挨拶。

韓国が大好きでもう40回以上も韓国に来ているというU氏。
プライベート旅行中なのでこの日は取材ではなかったが、
一緒にブラブラすることにする。

Funnyのリハーサル終わりで、インタビューをする。
日本で一度会ってるので、すんなり取材は終わる。
Funnyは男性二人、女性二人の混合グループ。
とっても可愛いハナちゃんと、とっても美人のミジンちゃんのことは
近々、紹介するのでご期待を!!

Funnyの取材をサクッと終わらせてホールに戻ると、
なんと!!! イ・ヒョリがリハーサルを始めているではないですか!!
今回の取材旅行の最大のターゲットはイ・ヒョリで、
実はまだ、取材許可ももらってなかったが、とりあえず生ヒョリが見れる!!
とあって、客席正面、収録用テレビカメラの横に陣取る。
少し距離はあるが、初めての生ヒョリはやっぱりカッコいい。

プレスの強みを活かしてビデオ・カメラを回していたら、
スタッフに、止めろ!!と叱られてしまった。(;_;)
コンサート中に一般の観客がカメラ撮影しても何も言わない韓国では異例のこと。

後で聞いたが、僕を阻止したのはm-netのスタッフではなく、
ヒョリのスタッフとのこと、、、、
さすがにガードが固い!!

こんなところで揉めてもしょうがないので、
おとなしくカメラをしまってヒョリのリハを見ていたら、
ランチを一緒したプロデューサーに呼び出されてしまった。
何だよ、いったい!? いいところなのに!!
と少し不機嫌にプロデューサー氏のところに行くと、
この日の出演者の中から3〜4組、話をつけてくれて、
コヨーテという超人気グループなどは超多忙で、
取材時間も5分しかなくて、それはm-netが取材するはずだったのだが、
せっかく日本から取材に来てくれたのだからと、
m-netの取材を飛ばして、僕らのために時間を作ってくれたという。
いい人じゃないか!?

で、コヨーテの取材だが、
周囲で見ていたスタッフも唖然とするほど、
上手くて面白いコメントがとれてしまった。
売れるはずだと納得。

#番組を期待してください!!

他に、キム・ヒョンジョンという大物ダンス歌手を取材。
そして、新人だけどいいダンス歌手がいるというのでこちらも取材。
本人あってみると、たしかに可愛くてキレイでセクシーなお姉さんだが???
実は、チェ・ヨンという名でk-pop界にデビューしたこの娘は、
かつて、日テレのウリナリで活躍していたジニーちゃんではないか!?

いろいろあって韓国に帰ったジニーは、
いまではk-pop界期待のセクシー歌手としてカムバック(?)していたのだった。

日本語で会話できるので、いい雰囲気で取材できた。
というか、とっても性格がいいので良い取材ができたというべきか、、、

「こんな私を見たら、日本の人はビックリするでしょうね」
と本人も言うジニーあらためチュ・ヨンのセクシーなお姿は番組をお楽しみに!!

韓国のダンス歌手はステージではリップ・シンク(口パク)がほとんどだが、
チュ・ヨンは、しっかり生歌を聞かせてくれたよ!!

チュ・ヨンは、asayan.comでも大プッシュしていきますのでよろしく!!>all

というわけで、大収穫のm-netコンサートも終了。

Aさん、U氏と一緒にまたもやアックジョン周辺のレストランで
B氏と集合。Aさんの兄貴分の建築関係の人と、友人の建築関係の人が同席。
さらに、やたらキレイなお姉さんが二人。
韓国ではトップクラスのタレントだとBさんが紹介してくれる。

ちなみに、この場合、タレントとは日本の場合と違って、
主にTVドラマに出演している女優さんを差す。
バラエティ・タレントのことではないことを、僕もこのとき初めて知る。

食事後、またまたオシャレなバーに移動。
ビルの屋上が庭園風テラスになっているバーでワインを開ける。というか、空ける。
で、またまた若くてキレイなお姉さんたちがゾロゾロと集合してくる。
韓国ではこ〜ゆ〜遊び方が流行っているのか?? 
というか、またまたバブル時代の幻影に襲われて、
なんだかボーとして飲んでいると、Aさんの携帯が鳴る。
他のグループからの呼び出しで、失礼してそちらのグループと合流。

たどり着いのはカラオケ・バー。
中年紳士が二人で静かに飲んでいる。Aさんの兄貴分だという。
やっと静かに飲めると思ったら、またまたキレイなお姉さん方が部屋に乱入して来た。
こちらは、お店のお姉さんがたで、ようするに日本でいうところのクラブ。
さしずめ、個室クラブとでも呼べる店だったのだ。

ちなみに、日本では風営法だかなんだかの問題で、このような形態の店は営業できない(そうだ)。

で、ここでもキレイなお姉さん方と飲んで歌って大騒ぎして、お店は閉店。

いいかげんホテルに帰ろうと思ったが、
僕が、腰の具合が悪いと言ってたのを思い出した兄貴分がAさんに、
マッサージの上手な店があるからお連れしなさいと命令して、 (^^;)
Aさん、U氏、僕の三人をとあるサウナまでクルマで送ってくれた。

とりあえずサウナに入って、マッサージを受ける。
たしかに上手だった。

サウナを出たら空は明るかった。

またもや、バブルの幻影がまぶたに浮かんだ。

これからどうしましょう? と聞いてきたAさんに僕は答えた。
「カルビ焼き、食べに生きましょう」

そして、三人は、昨日の焼き肉屋に向かったのでした。

#この時、管理人はまだ、ネットで何が起こっているか知らない

2003年8月30日(土)  joanneに会う。お父さんにも会った。

11時ころ起きて荷物をまとめ、ホテルを出る。
やっとラブホテルから開放される。

今日の取材はjoanne(ジョエン)。
韓国の小室哲哉と称されるキム・ヒョンソクの秘蔵っ子だ。

今年8月にシングルを発売した小室ユニットでは
フィーチャーリング・ボーカリストに抜擢された。

1988年生まれだからまだ15歳。
韓国ではアルバム1枚を出して、そこそこ売れたが、
その後、目立った活動をしてなくて、気になっていた存在。

7月のチャン・ナラ&ソン・シキョンのコンサートでゲスト出演したが、
この時は、コメント取りはしたものの、ほとんど会話しなかったので、
実質的に初対面。

はにかみながらも一生懸命、質問に答えてくれる姿勢がカワイイ。
とても好印象のインタビューだったが、さらに好印象だったのが
joanneのお父さんだ。

ロスでレストランを経営しているというのだが、
たまたまこの日、韓国に来ていて、僕たちの取材の時も、
そばにいて、まな娘の受け答えをチェックしていた。

取材後、コーヒーなどいただきながら少し会話した。
日本進出に関して、お父さんにも質問してみたが、
目先の金が目的ではなく、実力ある歌手になることが目標なので、
長い目で見てしっかり育ててくれる会社と契約したいと言っていた。

僕は、せっかくの才能や人気を親が潰してしまう例をたくさん見てきたので、
こんな考え方をしているお父さんに出会って、ホントにうれしくなった。
joanneは才能ある子だと思うが、こんなお父さんがいれば、
きっとその才能を開花させることができると思う。
僕はお父さんのファンになってしまったよ。 (^^;)

月曜日の夜に、一緒に食事しましょうと誘ってくれた。
取材が流動的なので、当日、連絡取りあいましょうということになったが、
できれば、一緒に食事をしたいな♪

その後、ドラマ&映画の制作会社を訪問。
軽くご挨拶して、オリンピック公園で開催中のゲーム・イベントを見に行く。
ネット対戦ゲームのトーナメントの決勝戦。
韓国ではこのネットゲームが大人気で、プロ・ゲーマーもいるし、
今日の大会は、テレビで生中継されるという。

Aさんの友人がこのイベントの制作を請け負っているので、
ここで合流することになった。
7月のチャン・ナラ&ソン・シキョン・コンサートの
DVDを制作・販売する会社の社長も合流。

この日は、韓国式お刺し身をいただいた。

食後、新しいホテルに帰還。
やっとネットにつながり、まずはメール・チェック。
膨大な量のメールを落としている間に、ASA板にアクセス、、、、
しようとしたが繋がらない。(汗)

大慌てでいろいろチェックしたが理由が分からない。
もしや?と思って、internicのデーターベースを調べてみたら、
ドメインの有効期限が切れていた、、、

ようするに、更新料の支払いを忘れていたのだ、、、

理由はこれしか考えられない
何故なら、サーバーは生きているし、
どう考えてもDNS関係のトラブルだからだ、、、

速効でクレジット・カードの番号を打ち込んだ

みなさん、すみません
今回の騒動の原因は私です

ドメイン使用料、3年分払い込んでおいたので、
当面、このようなトラブルは起こりませんのでご容赦を m(_ _)m

韓国のホテルにて

2003年8月31日(日)  素敵な女性に会えた幸せ

怒濤の韓国ライフは続く

今日の取材は「ユニ」
6月にデビューしたばかりの、まったくの新人だが、
こっちに来て音楽関係者に、新人では誰が最も注目株かと聞くと、
誰もが口をそろえて「ユニ」と答える。

だったら取材してみようじゃないかと考えて申し込んでみたら、
あっさり取材OKとなった。新人だから事務所も協力的だ。

韓国国営放送、つまり日本でいえばNHKに相当するKBSで待ち合わせ。

前日にCDショップでCDをゲットしていて、
ルックスも歌も把握していたのだが、実際に会ってビックリした。

ユニは、新人セクシー歌手の代表みたいな言われ方をしていて、
確かにCDジャケットを見ると、とってもセクシーなお姉さんだが、
目の前に現れたのは、気品さえ漂わせたバリバリの正統派美人。
僕は、かつて、これほどの正しい美人というものを目の当たりにしたことが無い。

どうせ整形してるんだろうと陰口をたたく輩もいるようだが、
ど〜でもいいじゃん、そんなこと!! と思わせるほどだ。

k-popファンの中には、PVやCDジャケットなどで、
セクシーなユニを見たことがある人もいるだろうが、
こんなユニを見たことのある人はあまりいないと思う。

#早くビデオをお見せしたい!!

ユニは、もともとドラマ女優として活躍していた人だが、
歌手を志して、芸能活動を2年間も中断。
女優時代も含めて、3年間を歌手デビューのための準備に費やした。

この間、一日8時間の歌のレッスン、5時間のダンスレッスンなど、
過酷なトレーニングを自分に課し、歌手デビューを果たした。

まあ、とにかく努力の人なのである。

で、その努力を支えたのが高い志なのである。
歌もダンスも、自分で納得いくまでデビューはしないと決め、
自分が立てた目標をこなせなくて泣いた日々もあったそうだが、
その甲斐があって、業界の誰もが認める実力派セクシー歌手としてデビューすることができた。

僕もすっかり大ファンになってしまった。

その後、一緒に行動しているAさんがご挨拶したいというので沈守峰(チム・スホン)さんと会う。
沈守峰さんは、韓国の国民的歌手。当年51歳ということで今回の番組では登場しないが、
朴大統領が沈守峰さんの歌を愛していたことは有名で、
朴大統領が暗殺された時も、現場に居合わせたという。
つまり、歴史の生き証人でもある訳で、実際にお会いしてみても凛とした素敵な女性だった。

沈守峰さんは美空ひばりさんの大ファンで、日本語の歌もたくさん覚えた、
若い頃は、日本語の勉強もずいぶんした。
でも、縁が無くて、日本でデビューすることもコンサートを開くことも出来なかった。
死ぬまでに一度でいいから日本で歌いたい。お金の問題ではない。
そんなお話を、いつになく背筋を伸ばして聞いていた僕は涙が出そうになった。

韓国の国民的歌手といわれる女性が、こんなにも日本を愛してくれている。
それに応えるのが日本男子というものである。
微力ながら僕も協力しますと約束した。

新旧二人の、素敵な韓国人歌手に出会えた日だった。

その後、アックジョンにある、とある美容室に行く。
韓国初日に夜中まで盛り上がった人が経営する美容室だ。
日曜日に合コンしましょうといってたが、ホントにやる気のようだ。
日本に留学している韓国人の女の子が数名、
やたら体格の良い、人のよさそうな青年が一人。
女の子の一人が、従兄弟ですと紹介してくれる。
スキーの元韓国代表選手で、今はジュニア・ナショナル・チームの監督をしているという。

なんだか良く分からないまま、カニの店で食事。
その後、高級カラオケ店に移動。
美容室経営のごきげんなオヤジさんはなぜか不参加。
僕とAさんだけが中年のオヤジ、他はみんな20代の若者というグループが
高級カラオケで盛り上がるという、これまたどこかでみた光景、、、、
バブル時代のフラッシュバックに、またもや頭痛がしてきた。

途中、m-netプロデューサーのK氏が合流。

軽く仕事の話をこなした後は、盛り上がる若者たちのカラオケをBGMに、
隣に座っていた、日本の大学に留学中という女の子と、
従軍慰安婦、靖国神社、特攻隊の話で盛り上がった。

何を話したかは、やばすぎて書けません。 (>_<)ゞ

(9月に続く)

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