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迎えた撮影最終日の午前5時。1ヶ月に及ぶ長かった映画撮影もいよいよ大詰め。ここにきて松崎に最後の試練がやってきたのだ残されたシーンはダンスシーン。オーディションの課題にもなったように、この映画での最重要シーンだ。しかも監督の意向で、ダンスの振り付けは当日に現場で教えられるということに。オーディションの時は3日という練習期間が設けられていたが、今回はゼロ。果たして松崎はこの難関を無事にクリアすることが出来るのか!?

不安、そして決意とともに現場へと向かう松崎。しかし、彼にはダンスの他にもう一つ重要な事が待ち受けていたのだ。いつものようにメイク室には行っていく松崎。しかし、雰囲気が明らかにいつもと違う…。な、なんとゾンビの特殊メイクをしているのだ。そう、合格決定直後の顔面型取りはこのためだったのである。そしてこの特殊メイクを担当するのが、バトルロワイヤル等も手がけた松井祐一というスゲェ人。実は、松崎演じる歌の海は、恋人とともにベットの上で死んでしまい、ゾンビとして蘇ってくるという設定なのだ。そしてメイクが始まってから4時間、ついに歌の海ZOMBIEver.は完成。

しかし、これから松崎には大仕事が残されている。そう、ダンスだ。現場で教えられた振り付けをその場で覚えて本番突入という厳しい状況。必死に振り付けを覚えていく松崎。ただでさえ慣れないゾンビメイクをしているのに、沢田らオールキャストの中に入ってダンスをしなきゃならない。演技の部分でNGを連発している松崎にとって、ここは挽回のチャンス。そして、とうとう本番スタート。…と、なんと一発OK!心配されたNGを出すこともなく、順調に進んでいくダンスシーン。いよいよラストカットというその時、監督に呼び出される松崎。一体何事だ!?

「ラストカットになりますので一つ気合い入れて踊ってください。
 NGださないようにね、時間無いから。NGだしたら罰金ね(笑)」


監督に気合いを入れられた松崎。無事に踊れることが出来るのか!?そして本番…、なんとラストカットまで一発OK!これで松崎の出演シーンは全て終了。出演者、そして監督に挨拶していく松崎。
三池監督に松崎の感想を聞いてみた。

「期待以上ではありましたよね。
 やっぱりオーディションで選んで正解だったな、と」

幼少より演技の道を志し、友人と劇団を設立。夢かない、2001年“カタクリ家の幸福”にて映画デビューを飾る。長くもあり、短くもあったこの1ヶ月。まさしく人生のターニングポイントを経験し、一回り、いや、二回りも大きくなったことだろう。この経験でますます演技に目覚めたと松崎は語る。しかし、演技の道はまだまだこれからだ。

ついにクランクアップしたカタクリ家の幸福。
残すは三池監督の編集作業のみ。
完成次第、松崎の演技をオンエアします!

完成を待て!!




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