2001年。新世紀の幕開けとともに、とうとう決まってしまうんです!!今年の春に予定されているデビューを目指し、現在最終候補まで残っているのは3組4名。同点決勝と称した最終審査。仮デビューに向けて彼らは壮絶すぎるバトルを繰り広げてきました。まず彼らが挑んだのは仮デビューCD用のレコーディング。次に彼らはそのCDのスポットCMの撮影に挑みました。そして昨年12月15日、仮デビューCDが遂に全国発売。更に、その翌日には最後の戦いと銘打ち、3組同日の時間差ライヴを決行。またその数日後には東京・渋谷で行われたラジオの公開番組にも出演しました。このように、彼らは最終審査の全てを全力で駆け抜けていったんです。そんな中、前回スーパーバイザーを勤める松尾氏が、最終協議に入るため、その間彼らにはひとまず渡米してもらい、アトランタにて本場のR&Bにドップリつかってほしいという発注がなされたんです。しかし、気になるのはその直後の発言でした。そう、ついにデビューする一組が決定してしまうときがやって来てしまったんです。激動の歴史に終止符が打たれてしまうときが訪れてしまうんです!ということで今回は…。
男子ヴォーカリストオーディション・同点決勝編、運命の最終章。
21世紀最強の男子ヴォーカルデュオが決定してしまうんです!!
さぁ、それは一体どのデュオなのか!?
昨年12月某日、成田空港。ここに同点決勝3組4名の姿がありました。そう、松尾氏の発注通り、本場のR&Bに触れるため、アメリカはアトランタへと出発するときがやって来たんです。全員、実に真剣な面持ち。彼らが気にしているのは1組だけがN.Y.でジャケット撮影に臨むということ。そう、つまり今回の渡米中、どこかで運命の発表があることをもっとも気にかけているんです。しかし、その最終決定が、いつ、どこで彼らの耳に伝えられるかは全く知らされてはいません。実は、彼らの渡米の瞬間にも、SMEの会議室では協議が行われていたんです。この会議は5時間にも及びましたが、結局、最終決定にまでは至りませんでした。ただし、松尾氏を中心にあるひとつの結論が導き出されました。そして、その決定はアトランタに到着したばかりの4名にも伝えられました。
スタッフ「4人で、"最後の夜"を歌ってほしいな、と」
そうなんです。これまで3組ばらばらで披露してきた仮デビュー曲"最後の夜"を、なんと4人全員で披露してほしいというんです。はたして、このSMEによる発注の真意とは一体何なのか?"最後の夜"を4人全員で歌うことにどんな意味があるのか?この発注に対し、多少の戸惑いはあったものの、やはり思い入れのある楽曲。彼らは、即座にパートを割り振り練習を始めました。突然の4人での楽曲披露。果たして、これにはどんな意図が隠されているんでしょうか?彼らはその真意を気にしつつ、だれ一人としてそのことを口にせず、黙々と練習に励んでいきました。
渡米2日目。いまだ告げられない最終決定。そのため、彼らの表情はどこか浮かない様子。しかし、ここアトランタにやって来た本当の理由は本場のR&Bに触れること。実はこの日、彼らはとある人物と対面することになっていたんです。その人物とは、アレステッド・ディベロップメントの面々。彼らはアメリカのミュージックシーンを代表する、スンゴイ人たち。そのアルバムは、全世界で700万枚ものセールスを記録したほか、グラミー賞、MTVアワードなど多数の権威ある賞を受賞しているんです。そう、彼らはアメリカHipHop界の超トップグループなんです。その中心人物であるスピーチと、かねてから親交があった松尾氏が今回の対面をセッティング。4人に本物のR&Bソウルを感じ取ってほしいという意図が込められているんです。世界の超ビッグアーティストを目の前に、緊張が隠せない彼ら。しかし、彼らは何とスピーチの前で歌を披露。3組とも、自己紹介がわりに歌を披露していったんです。それを聞いたスピーチの口からこんな発言が飛び出しました。
スピーチ「僕らのために歌ってくれてありがとう。素晴らしい!
自分のリビングルームで歌を歌ってもらったことなんてないよ。
僕はアーティストにとって一番重要なのは、控えめであること、
謙遜することだと思う。他の人から学ぶことだ。
もし他の人から何かを学びたいと思っているのなら、
自分が辿り着きたかったゴールに辿り着くことが出来るだろう。
しかし、人から学びたいと思わなくてはダメだ。
それが一番重要なことだと思うよ」
こうして、超一流アーティスト、アレステッド・ディベロップメントとの貴重な時間を過ごした4名。しかし、彼らの表情はどこか浮かない様子。そう、この時点でも、いまだSMEの結論は出ていなかったんです。
翌日からの彼らは、メールで送られてくる松尾氏の発注に基づき、本場の音楽に触れ、そのソウルを感じ取ろうと努力していきました。しかし彼らはやはりどこか消極的。いつ下されるかわからない、SMEの最終結論。彼らはその運命の時を、遠きアトランタでひたすら待ち続けていたんです。同点決勝3組4名のうち、デビュー出来るのはたったの1組。今まで共に戦ってきた友が、最大のライバルなんです。果たして、彼らのうちデビューを勝ち取るのは一体どのデュオなのか?彼らはここアトランタで悶々とした日々を過ごしていきます。
そんな中、2000年12月31日深夜。20世紀に終を告げるこの日、アトランタ某所に彼らの姿がありました。彼らにとっては戦いで彩られてきた2000年という1年間。その1年間は、まさしく激動の1年間だったに違いありません。無邪気に新しい時代の到来を喜ぶ4名。しかしこの後遂に、新世紀の始まりとともに、最終決着をつけるその時がやって来てしまうんです。
2000年12月31日(日本時間)、こちらは成田空港。ここに、4名の運命を担うあの人の姿がありました。そう、スーパーバイザー松尾潔氏です。一体どうしたっていうんでしょうか?
松尾「まぁ、20世紀、最後で最強のヴォーカルデュオということで
進めてきたんですけども。なんとか、21世紀の頭にはそのこと
を発表することが出来ます。ハイ。決まりました」
そうなんです!!男子ヴォーカリストオーディション、その最終結論が遂に出たというんです!!オーディション開始から早1年。世紀を越え、ついに最強男子デュオが誕生してしまうんです!!
松尾「まぁ、それを伝えるために、今N.Y.に向かっているんですけどね」
N.Y.?そう、3組4名全員がN.Y.に乗り込むことに!!つまり、合格の2名のみがそのままN.Y.に残り、そのままジャケット撮影に臨むということなんでしょうか?それとも、信じられない急展開が待ち受けているというんでしょうか!?
松尾「………。まぁ、それは発表を待っていただくということで(笑)
……んー。やっぱ、待っていただきましょう。もう決まりましたけど」
2001年、アメリカ時間の元日・午前1時。彼らはSMEサイドから発注された4人全員での"最後の夜"を、アトランタ市内の某クラブで披露していました。同点決勝という戦いの中では決してあり得なかったこの光景。歌を歌いきれば、再びライバルへと戻る彼ら。そう、これが最初で最後の4人での共同作業だったんです。
果たして、この結末はどうなるのか?
次回、ついにその結論を大発表いたします!!
男達の熱き戦いの最終決戦の場はN.Y.。
デビューを勝ち取るのは一体誰と誰なのか!?
その結論の鍵を握る松尾潔。
彼は一体、如何なる結論を携えN.Y.へ乗り込むのか!?
そう、全てが明らかになるんです!!!
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